本大会の概要
本大会は福岡県飯塚市から佐賀県武雄市までの100km間を参加者約300人が制限時間24時間で歩く大会である。年齢層は幅広く主に10代から80代までの老若男女が参加している。
この100km間は、長崎街道と呼ばれる歴史的に古く文化往来の道でありいたるところに史跡が存在する。そのような歴史情緒を持つルートをかつては古人たちが歩いたように歩くことができる大会である。昨年の第4回大会では台風のため中止となりかけ、大会事態の存続も危ぶまれた。
しかし多くの参加希望者や関係者からの熱望する声が絶たず、実行委員会はその後押しを受け11月に順延し開催することができた。完歩率も79%と高いのが特徴である。
次回開催においては、他県の方たちに各地の観光資源や物産をアピールしてもらうきっかけ作りとして普及させていく。また近辺の自治体間や民間,参加者との交流を深めて、観光資源の多面的な訴求やエリア全体の活性化に貢献をすることを目的とする。また健康意識の向上,運動不足解消,定年後の目的作りなどに更なる貢献していける大会を目指している。
はじめに
本大会は福岡県飯塚市から佐賀県武雄市までの100km間を参加者約300人が制限時間24時間で歩く大会である。年齢層は幅広く主に10代から80代までの老若男女が参加している。
この100km間は、長崎街道と呼ばれる歴史的に古く文化往来の道でありいたるところに史跡が存在する。江戸時代では象がこの道を通り江戸まで運ばれたとの伝えやシーボルト、幕末には坂本龍馬をはじめ幕末の志士たちなどが通った道である。
また文化的には砂糖が運ばれたことから別名シュガーロードと呼ばれ沿線には老舗の菓子屋が多く存在する。本大会の魅力は、そのような歴史情緒を持つルートをかつては古人たちが歩いたように歩くことができる大会である。
本大会について 本大会の発足は、行橋別府100kmウォーク3回 1位,佐世保島原ウルトラウォーク105km9回1位(内7連勝)の記録を持つ本大会の実行委員長 千代田が、長崎街道を練習ルートとしていたことから、100kmウォーク愛好家たちに、この歴史情緒のある長崎街道で大会を発足してほしいという要望により由来する。
そして実行委員会は2014年に発足され、2014年9月に第1回が行われた。2016年9月の第3回大会では台風のため中止となり、2017年9月大会でも同じく台風のため中止となりかけ、大会事態の存続も危ぶまれた。
しかし多くの参加希望者や関係者からの熱望する声が絶たず、実行委員会はその後押しを受け11月に順延し開催することができた。順延にも関わらず60%の180人の方たちが参加し、自治体や多くの協力者が本大会の開催に賛同していただいた。
開会式では飯塚市市長,ゴールでは武雄市市長が激励と称賛,大会開催ができたことについてのご挨拶をいただいた。
100kmウォークについて
100kmウォークは練習なしでは完歩できない。地道な練習が必要である。しかし毎日すこしずつ距離を継続することによって完歩達成に繋がる。また食生活改善や肥満などの生活習慣病に対しての改善を行うことも大切であり、これらの意識づくりに繋がる。
車や乗り物社会である現代では歩行するきっかけが少なくなってきている。このことから参加するための練習は健康へのきっかけづくりとなる。定年後の参加者も多く、定年後の健康づくりのきっかけとなったという声も多い。
本大会は100kmウォークの大会としては、完歩率も79%と高いのが特徴である。
本大会の需要
ウォーキングはランニングよりも負荷が少なく手軽にはじめることができる運動として着目されている。このことから高齢者のみならず幅広い年齢層の運動として需要がある。しかし其の手軽さゆえに、目的が定まらないと継続する動機につながりにくいということがある。
本大会に参加そして完歩を目指すという目的から継続できたという方たちが多く、また以前に完歩できなかった人たちは、完歩するための継続のきっかけとなるようである。 本大会の魅力としてウォーキングファンのみならず歴史ファンへの魅力を持つ。実際にその史跡を巡り場所や趣、そして距離などを体験することができる。
車や電車ですぐに行ける距離を歩速度で巡ることで普段見逃してしまう光景に出会うことができる。特に内野宿と呼ばれる地域から冷水峠を超えるルートでは町並みや竹林に囲まれた街道の石畳が残っており深い造詣を伺える。
日が沈み、日が昇る佐賀平野の自然の雄大さやゴール地点の武雄温泉街の光景など感慨深いものがある。古人はここで休みを取ったのだろうか?幕末志士はどんな希望を持って歩いたのだろうかなどの往時を偲びながら、史跡を一歩一歩踏みしめて体験することができる。
今後の開催について
第4回の順延は多くのウォーキングファンや関係者の強い要望によって後押しを受けて開催することができた。これは実行委員会のみならず多くの方たちと形作られるイベントとなったことを意味する。
これらを踏まえ実行委員会では台風シーズンを避け、時期を11月に変更し今年2018年11月に5回大会を予定している。 全国からの参加者が増加傾向にあり定員を300人から400人に増やすことを検討している。
また開催にあたり、ルート上をまたぐ各自治体とさらなる連携し、他県の方たちに各地の観光資源や物産をアピールしてもらうきっかけ作りとして普及させていく。
また近辺の自治体間や民間,参加者との交流を深めて、観光資源の多面的な訴求やエリア全体の活性化に貢献をすることを目的とする。また健康意識の向上,運動不足解消,定年後の目的作りなどに更なる貢献していける大会を目指す。